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自分、無粋ですから

それを言っちゃあおしめえよ。

魔法少女まどか☆マギカでメンヘルなのは一体誰なのか?

ちょっとおもしろいので流れに乗ろうと思う。

大人か子供かは視点の相違

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君は、なぜ彼らがさやかを大人として見るのか知ってるかい?
オタクが最近の表現を使えば「俺の嫁」といった様な表現を使ってそれらを見ているけど、あれはキャラクターの年齢や背景を一切無視して、自分と同じラインの大人として見ているからなんだよ。
いともたやすくえげつない事を言うと、相手を性的対象の選別候補として見るには、大人扱いで相手を見る必要があるからね。
子供扱いしながら、それと同時に、純粋暴力や一時的な性欲解消ではなく愛情や仮に強姦であっても嗜好や倒錯した慈しみの様な物を挟んだ性的対象として見るのは、本質的に無理なんだ。格下の相手や純粋に動物や静物としてしか見ていない物とそんな関係を結ぶというのは、君が普通の大人なんだとしたら自分の立場で考えてみると難しいと思わないかい?
線引きラインは人それぞれと思うかもしれないけど、倒錯した大人扱いをするかしないかには、宗教どころか生物の種族が違うぐらいの精神構造差がある。これを疾患とするか才能(別に才ではないと思うが、他にこういう「差異」をニュートラルに表す日本語を知らないので)とするかは、君たち市民の判断にお任せするよ。

ところで、誰が一番壊れているのか?だが

私の結論では、いわゆるメンヘラのイメージまでではないが人格がどこか壊れているのは杏子とマミである。取り返しのつかないレベルで。

杏子

物語の尺が短すぎて杏子の心理は描写不足だが(中盤はさやか☆マギカだったし)、彼女は家族がまだ生きている時代に家庭環境によってすでにぶっこわれてたと思う。
疾患かと言われるとそう認定されないとは思うが、よほど古典的恋愛小説の様なご都合主義展開でもない限り、もはや後戻り不可能なぐらい社会適応が難しい。おそらく執着性の類が強すぎてとても危なっかしい。さやかは所詮成長過程での一過性の執着性に過ぎないが、杏子のその執着が生きる意味に完全に組み込まれているので、きわめて根深い。表から見えなくなってしまっている程に。
でなければ、「こんな人生だったんだ、一度くらいは幸せな夢を見させて」という重量感たっぷりのくだりを述べる訳がないのだ。9話の説得力は絶大である。
「重りが限界まできていて不安定なので、少しのきっかけで一気に崩れやすい」点は、未成年ということを加味しても、彼女の魔法少女としての能力や立ち位置を考えると、杏さやカップリングが成立しても構造上解消できない。
そもそも杏子の現在の存在は、さげまんなのではないだろうか。今回はさやかが自滅したので深く絡んでないが、絡めば絡むほど"さやかは"ややこしくなったはずである。百合ってのは二次設定だし。

さやか

さやかは、(負のサイクルを回す機関として働くグリーフシードの影響さえ受けなければ)女性のイヤな所も内包した普通の大人になったというのもそうだと思う。
たまたまひどい流れに巻き込まれただけで、それほど変な感じではない。せいぜいちょっと鬱陶しい女ぐらいのものである。部分的には疾患と呼ばれる物もあるかもしれないが、ただちに影響はない程度。大人としてみても、別に家庭内に問題があった様ではないのでアダルトチルドレンの定義には入らないと思う。むしろ、杏子の方がその気あり。

ティロ・フィナーレ

マミも壊れ気味だが、杏子レベルにまで壊れているというのは勇み足かなと、いろいろ考えて思った。
といっても、私の勝手な補完レベルではすっかり壊れているんじゃないかとは思う。マミと杏子に共通するのは、重しが崩壊寸前であることと、おそらく魔女化はないだろうという点。なぜなら、二人とも絶望を(いささか病的な)理性で蓋してしまっているから。他の三人はこれをできないと思う。ここまでの重しを独りでは処理できないのが一般的に見て普通であり、それは集団で何とか折り合いをつけていくものだ。

ほむら

ほむらはまどかに壊されそうだが同時に救われている。ループが彼女の性格を変えているが本質までは変わっていない(と劇中でも表現されている)ので、可逆性だろう。グリーフシードのシステムがなければ、どこかで諦めて自らループを脱せるタイプだと思われる。

まどか

物語での立ち位置やポテンシャルはともかくとして、非常に状況に流されやすい(ループ内で周囲の影響で一番変化しているのはまどか)一番普通の人である。もしかすると、ある種の「総意」の象徴なのかもしれないとも思う。

すなわち…

何かがおかしいのは杏子とマミなのだ。故に孤独なのである。おかしいから孤独か、孤独だからおかしいか、そういう鶏か卵のどっちが先かの話はこの際関係ない。

つぶやき

アダルトチルドレン」って、やっぱり誤用の意味に収束する方向なんじゃないだろうか…。